最初に結論から言うと、今すぐにでもスマホ(モバイル)対応すべきです!
ホームページ(ウェブサイト)は、いまや、会社の顔、お客様とのコミュニケーションの場としての役割が大きくなっています。何か、その会社や商品について知りたいと思ったら、多くの人がインターネット、それもスマホを使って調べることでしょう。
その時に、PC向けのサイトしかなかったとしたら、どうでしょう?
スマホの画面で見ると、文字が小さく、ごちゃごちゃしていて非常に見にくいですよね。
お客様や取引先のことを考えたら、スマホ対応のデザインが必要なことは明白です。
にも関わらず、未だにスマホ対応していないサイトが多く見られます。
「そもそもホームページはあるけど、更新もしてないし、だれも見てないよー」という会社の場合、スマホ対応というよりは、サイトが無くてもいいくらいです(笑)
通常の会社にとって、ウェブサイトは会社の事務所やお店と同様に、きちんとしておくべきものです。
スマホ経由が9割?
そうは言うものの、「スマホの小さな画面では、そんなに見ないんじゃないの?」と疑問をもっている人もいるでしょう。
実際に私が運営に関わっているサイトのアクセスデータを調べてみました。
- 個人向けビジネスを展開している会社のサイト 80〜90%
- 法人向けビジネスを展開している会社のサイト 35〜40%
- ビジネスパーソン向け情報サイト 35〜40%
- アクセス数の少ない企業サイト 15%
がモバイル経由のアクセスでした。
サイトの内容によってもバラツキはありますが、概ねこのような傾向です。
ちなみに、全てモバイル対応済みです。
注目すべきは、1の個人向け商品・サービスを提供する会社です。
一般消費者向けの場合、多ければ9割の人がスマホで見ているということです。こまめにFacebookやTwitterなどのSNSで情報発信しているということも影響していると思います。
2、3の法人向け・ビジネス向けの場合、職場でのアクセスが多いからか、より詳しく見たいからか、スマホ率は下がります。それでも、4割近い人がスマホで見ています。
個人向けと比べるとSNSでの発信は少ないため、SNS経由よりもGoogleなどの検索サイト経由のアクセスが多いのが特徴です。スマホで調べる人も結構多いと言えます。
4のアクセス数の少ないサイトの場合、大半はPC経由のアクセスです。あまり更新もされず、そもそも見に来る人も少ないので、会社の調査などでPCで見ているだけなのかもしれません。
この状態のサイトは、スマホで見られていないから対応しなくていいや、ではなく、まずはサイトの活用をきちんと考えましょう。
他のサイトの運営者の話を聞いても、同様の傾向が見られます。今後、この数字はますます上昇していくことでしょう。現時点でのスマホ対応サイトは重要だと言えます。
スマホ対応サイトがないと検索で表示されなくなる?
最近、検索最大手のGoogle(グーグル)が気になる発表をしました。「モバイルファースト・インデックスの導入」
簡単に言うと、今までは、スマホ経由であっても、PCサイトの内容に基づいた順位で検索結果を表示させていたが、今後はモバイルサイトの内容に基いて表示させる、というものです。
ここで気になったのが、モバイル対応していないサイトは、Google検索で表示されなくなるのか?ということでした。先ほどのGoogleのアナウンスによると、モバイルサイトがない場合は、PCサイトで評価をするとのことらしいので、全く表示されないということはないのでないかと思います。
ただ、Googleは、1年ほど前から、モバイル対応していないサイトの場合、検索結果に「モバイル対応していない」旨を表示させるなどしてきたため、モバイル対応していないサイトは利用者の利便性を考慮していないとして検索順位を下げるのではないかと噂されていました。
実際にどうなるのかは分かりませんが、このような状況からして、予めモバイル対応をしておくことは必須でしょう。
どのようにモバイル対応すればよいのか、については、また別の記事で紹介したいと思います。